賃貸物件の空家にコウモリが。巣をつけられてしまった場合に起きる困った事とは。

こんにちは。サンキューです。

賃貸物件の空室クリーニングをしていると稀にコウモリが住み着いている物件があります。

今回ご依頼いただいた物件にも居ました。

コウモリに住み着かれてしまう家は多い。

コウモリにも生息しやすい地域があるらしく、夕方になると大量のコウモリが飛び交う地域があります。

キィキィ鳴きながら大量に飛んでいる地域にある物件の空室クリーニングに伺うと、かなりの高確率でコウモリが住みついています。

今回もそんな地域にある物件でした。

人が住んでいても侵入して住み着いてしまうコウモリですから、空家なんて最高の棲家になってしまいます。

コウモリは1~2cmの隙間があれば侵入できます。

屋根の隙間や穴、換気口など小さな隙間からでも入ってきてしまいます。

こちらのコウモリは夕方に窓をそっと開けて出ていってもらいました(笑

コウモリに住み着かれると何が大変なのか?

天井裏など目につかない場所に住み着かれている場合などは別に良いのではないかと考える心の広い方もいらっしゃると思います。

多少の物音やキィキィ言う泣き声がする程度ならばガマンできてしまうかもしれません。

しかし、困る事もあります。

コウモリの排泄物です。

コウモリの糞尿は病原菌の宝庫だと言われています。

そのうえ独特な悪臭も放ちます。

コウモリは群れで生活する習性がありますから大量の糞尿をします。

またコウモリにはダニやシラミが寄生している事が多いです。

コウモリの溜まった糞尿は害虫の発生源にもなります。

考えただけでゾッとしませんか?

当然ですが天井も痛んでしまいますので修繕・消毒が必要になります。

コウモリは鳥獣保護法で守られています。

コウモリは哺乳類ですが、鳥獣保護法で殺傷を禁じられています。

許可なく捕獲もできません。

面倒ですがコウモリ駆除は殺したり捕獲したりせずに追い出す事になります。

しかし追い出しても巣に戻ってきてしまいますので、侵入経路を特定して対策しなければなりません。

今回の侵入経路は換気口でした。

本来あるはずの換気口の中にある金網が無かったので自由に出入りできてしまいました。

この換気カバーはコウモリ追放後に金網が入っている新しいものと交換しました。

こちらの換気扇の排気口です。

換気扇の下は糞尿が溢れており、異臭を放っておりました。

換気扇カバーを外して清掃。中の状況は?

換気扇内部が巣になっているので、カバーを外して掃除をしようと思います。

しかし、カバーを外すと中にまだコウモリさんが2匹いらっしゃいました(汗

チリトリで押さえてフタをして、慌てて屋外に持っていきました。

夕方だったので、無事2匹とも元気に飛んでいきました。

こんな小さな換気扇の中に3匹も住み着いているとは思いませんでした。

コウモリの排泄物を清掃する際の注意点

コウモリの糞尿を掃除する際には完全防備で行うようにしましょう。

コウモリの糞は乾燥していると粉末になって飛散します。

ゴム手袋・マスクは最低でも着用して下さい。

高所の場合には帽子やゴーグルもあれば着用しましょう。

そして掃除した場所は徹底的に消毒します。

たかがコウモリの糞で大げさなと思うかもしれませんが、健康を害するキケンを伴う作業を行う際には万全の体制で作業にあたりましょう。

コウモリに住みつかれてしまった場合のまとめ

今回は空家でしたが、人が住んでいてもコウモリは住み着きます。

コウモリが多い地域にお住まいで、玄関やベランダなどにコウモリの糞が頻繁に落ちている場合などは注意が必要です。

雨漏りしていないのに天井にシミが出来てきた場合や天井裏から異音が聞こえてきた場合などは早めに専門業者に依頼して対処したほうが良いと思います。

放置すれば家屋の被害はどんどん拡大していきます。

修繕・消毒の費用もどんどん高額になってしまいます。

排気口など自分で対処できる場所ならば良いですが、屋根など高所作業を伴う場合には専門業者に依頼して対処したほうが安全で安心です。

岩手県の営業エリア内で、コウモリに住みつかれてしまった排気口の交換や消毒ならば『ハウスクリーニングのサンキュー』にご相談いただければ対応できますので、お問合せフォームからご連絡下さい。

それでは!