後悔しない賃貸物件選び。アパートを借りる前にやっておきたいこと

2019年6月24日

こんにちは。賃貸物件の原状回復作業で生活しているサンキューです。

いままで賃貸物件に住んでいた経験と仕事で原状回復作業を行っていたことから、こんな物件は絶対に避けたほうが良いという事が何個かあります。

家賃が相場金額よりも安い格安物件はキケンがいっぱい

入居希望者が多い人気物件は家賃を相場金額より下げて入居者を募集する必要がありません。

家賃相場よりも安い金額で入居者を募集している物件は、家賃を下げなくてはならない理由が必ず存在しています。

引越し資金が乏しいので家賃や初期費用が安ければ何でも我慢するという方には良いかもしれませんが、いくら家賃が安くても我慢できない事がある方のほうが多いと思います。

家賃が相場価格よりも割安になっている理由が立地によるものなのか、設備や築年数によるものなのか、大家さんの都合によるものなのか、明確な理由を調べましょう。

明確な問題点が見当たらない格安物件は、実際に引越しして住んでみてから問題が発覚するパターンが多いからです。

その代表的なものが近隣住民によるトラブルです。

家賃が安い物件にはそれ相応の入居者が集まります。当然ですがトラブルのリスクが上がります。

もちろん他人に全く迷惑をかけることがない普通の方もいらっしゃいますが、問題行動や近所迷惑なことを平気で行うような人間が集まっている可能性が高くなります。

賃貸物件をハウスクリーニングしていて分かったことなのですが、家賃が高い物件ほど住んでいた方がキレイに使っています。室内を破壊していることなどもほとんどありませんでした。

これが家賃の安い物件だとキレイな事はほとんどありません。ものすごく汚いことが多いです。

壁に穴があいていたり床が腐っていたり、部屋の中がタバコのヤニでオレンジに変色して悪臭を放っていたり、大量のゴキブリやネズミの死骸がある部屋も珍しくありません。

隣や上下の部屋がゴミ屋敷状態で夏場になると悪臭で窓すら開けられないうえに、その部屋で湧いた虫が部屋に入ってくるなど問題を抱える格安物件では実際にある話です。

ゴミ屋敷化して夜逃げしてしまった部屋の片付け依頼なども請け負ってきましたが、ほとんど家賃が地域の相場より安いアパートに集中していました。

相場金額と比べて格安な物件や不動産屋が明確な理由を説明できない割安な物件は、どうしても家賃金額を押さえたい方ではない限り敬遠したほうが良いです。

問題のありそうな物件は事前に見抜ける観察力と情報収集力を持つ

新たな賃貸物件を選ぶときに、不動産屋さんに行って紹介物件を内見して選びますが、部屋の中は原状回復されている場合が多いので見るだけ時間の無駄です。軽く見る程度で済ませましょう。

見るべき場所は敷地内の共有部や駐車場です。こちらを調べることに時間を割くべきです。

見に行った時間が昼間ならば、最低限調べる項目は以下の通りです。

※共有部がちゃんと掃除されているか。汚れていたり住民の物が放置されたりしていないか。

※駐車場はゴミが散乱している事がなくキレイか。敷地内の除草はされているか。

※ベランダの下やベランダにゴミが溜まっていないか。溜め込んでいる部屋はないか。

※網戸が破けている部屋や外して放置している部屋はないか。

※その物件の指定されたゴミ捨て場はきれいに使用されているか。

あなたがその物件を気に入って入居を考えているならば 、可能であれば夜間にも一度見に行くべきです。その際には以下のこともチェックしましょう。

※指定された駐車スペース以外に車が停められていないか。

※駐車されている車に極端に変な改造車はないか。

※子供が騒いでいる部屋はないか。

以上を調べてみて該当する項目が何個もあるような物件は、基本的なルールを守れないような民度の低い住民がたくさん居るという事です。近隣トラブルが起こりやすいのでオススメしません。

最近不動産屋さんも隣近所の情報は個人情報のために詳しく教えてくれない場合も考えられますので自分で調べられることはやっておいた方が安心です。

後悔しない賃貸物件選び。アパートを借りる前にやっておきたいことのまとめ

せっかく選んだ引越先で、ご近所トラブルは絶対に避けたいものです。

空部屋が多い不人気物件などはどうしても客付けしたいために、大家さんも不動産管理会社も多少家賃が下がってしまっても入居して欲しいと考えるのは商売ですから仕方ありません。

そういった物件には多少問題がある入居希望者でも入居許可してしまいます。

そのような状況が続くと物件自体の治安が悪くなったりして入居者の質がどんどん低下していってしまいます。類は友を呼ぶということわざ通りになってしまいます。

参考に実体験をもとにした賃貸アパートで実際におきた近隣トラブル例を書いてみました。

『優良な賃貸物件選びは不動産管理会社選びが重要です』をご参照ください。

そんな所に引越さないように、賃貸物件選びの際にはチェックを怠らず、問題がありそうな物件は回避するようにしましょう。

ご自信の良質で安全な生活のために物件選びは諦めずに妥協せずに頑張ってみてください。

陰ながら応援しています。

それでは。