清掃の行き届いたキレイな環境で生活しているとアトピー性皮膚炎が完治した。
こんにちは。サンキューです。ちょっと長文ですが病気の昔話をします。
アトピーが酷かった子供の頃を思い出してみる。
私は子供の頃から顔や首、腕の内側など上半身の皮膚がごわごわと硬くなりポロポロと剥がれてくる状態でした。アトピー性皮膚炎だと親に言われていました。
小さい時からとても痒くて我慢できずに掻き毟っていた記憶があります。
毎日ちゃんと入浴しても見た目が不潔に見えてしまい、小学生の頃から毎日悩んでいました。
なんで自分だけこんな想いをしなければいけないのかと。
学校に行けば相手は自分と同じ無邪気で残酷な子供達ですから病気でも遠慮なしにからかわれたりするので一時期は毎日ケンカばかりしてました。
性格的に社交的で腕っ節も弱くなかったので私はイジメられる事は殆どありませんでしたが、同級生の女子でアトピーの子は気持ち悪いと毎日イジメられてしまいました。
その子は結局登校拒否状態になってしまいました。
分かっているとは思いますが、アトピーのお子様がいらっしゃる親御さんはお子様の様子を良く見ていないとアトピーが原因でイジメられたりする事が多々あります。
優しい子ほどイジメられる傾向にありますので注意して下さい。
思春期真っ盛りもアトピー悪化して地獄の日々
中学に上がる頃にはアトピーの事をからかう者も居なくなりましたが、鏡に映る自分の醜い顔が大嫌いで辛くて生活が荒れていました。
病院に行ってもいつも同じ塗り薬を渡されるだけで多少良くなる事はあっても治る事はありませんでした。当時は一生治らないって言われてました。
大人になった今なら両親もそんな子供を見ていて辛かったのではないかと考える事が出来ますが、元気いっぱい反抗期で思春期の私にそんな事を考える事など出来ずに心配と迷惑をたくさんかけたと申し訳なく思っております。
高校生になってアトピーの症状に改善が見えてきた
高校時代に一時期ですが皮膚の状態がかなり良くなった時期がありました。
処方されていた塗り薬は小さい時から毎日欠かさず塗っていました。ずっと同じ薬だったので薬が効いたという感じではなかったと思います。
実はその頃は諸般の事情により実家に寄り付かなかったんです。
寝るのは学校で授業中に寝て、夜はたまり場になっている友人宅や外で遊んでいました。
着替えに帰ってシャワーを浴びて直ぐに家を出る。
こんな荒んで不健康な生活を送っていたのですが、肌の状況はどんどん良くなっていくのです。
当時はなぜ皮膚の状況が改善していったかは分かりませんでしたが嬉しかったです。
社会人になりアトピー再発してどんどん悪化していく。
就職は在学中に内定を貰えた会社に就職しました。
面接時と入社時には皮膚の炎症も落ち着いていて比較的キレイな状態でした。
実家から職場が近かったので高校卒業後は実家に帰るようになっていました。
すると不思議な事に肌の炎症があっという間に再発してどんどん悪化します。
あっという間に元の見た目が醜い状態に戻ってしまいました。
接客サービス業に就職していたので見た目が悪くなるのは致命傷で、当時の店長にその肌を何とかしろと言われた事が原因でケンカになり結局会社を辞めてしまいました。
その後はずっと肌の調子は悪いままでしたが、19歳の時に結婚して実家を出て賃貸住宅で生活するようになりました。
すると肌の状態が多少良くなりだしましたが、一時的なものでそれ以降は良くなる事はありませんでした。
25歳の時に肌の状況に転機が訪れる。
25歳の時に初めて単身赴任しました。
赴任当時はお肌ボロボロの状態でしたが、アパートで一人暮らしを始めるとあっという間に肌の調子が良くなりだしました。
3ヶ月もすると高校在学時のように肌がキレイになり、痒さも全くありません。
医者もアパートの目の前にある皮膚科に変えました。
残念ですが今まで沢山の皮膚科に掛かっていましたが、皮膚の状況が改善された事は一度もありませんでした。
今回の先生は今までに会った事のないタイプの先生でした。
おばあちゃん先生なのですが、話をちゃんと良く聞いてくれるのです。
症状が変化した時の状況や実家の状況など細かく聞いてきました。
塗り薬も少しずつ弱い成分の薬に変更してくれました。
通院している間に皮膚状況がどんどん改善されていく。
そしてアレルギーのパッチテストと血液検査を受けておばあちゃん先生が結論を出してくれました。
25年かかった原因究明。医者は頼りにならない
原因が分かったと言われた時にはうれしくて涙が出てきました。
パッチテストと血液検査の結果、ハウスダストとダニと猫の毛にアレルギー反応が強く出る事が分かりました。
先生の説明ではこのアレルギー物質が全ての原因であるとの事でした。
肌の調子が良くなった時の共通点は実家に住んで居なかった事と比較的掃除の行き届いた清潔な環境で生活した時には肌の状況が良くなる事でした。
言われてみれば思い当たる事ばかり
実家はとても古い家で住宅が密集する旧市街地でした。そして家の中がとても汚れてました。
父も母も掃除が苦手で家の中は埃だらけだった記憶があります。
ネズミの糞が落ちている事もよくありました。
結婚してアパートで生活している時はさすがにネズミの糞は一切ありませんでしたが、私は仕事で帰りが遅い状態でなかなか掃除が出来ませんでした。
嫁さんはゴミすら捨てられない掃除はしない人だったので赴任先から帰ると毎回アパートはプチゴミ屋敷状態でした。
そんな所から離れて自分でキレイに掃除したアパートで生活していた結果、アレルギーが収まり肌の状況が一気に改善されたようです。
原因が分かればちゃんと対策出来る。
これが25歳の時の話です。現在48歳になりましたが皮膚の炎症を再発することは全くなく生活出来ています。
掃除しないとまた炎症を起こすかもしれないという気持ちが強くあるので私は掃除に対して強い拘りがあります。
この事柄がハウスクリーニングを仕事として選んだ理由かもしれません。
アトピーや喘息で苦しんでいる皆様と家族の方へ
アトピー性皮膚炎を悪化させる原因がアレルギー物質であるという現在では常識的な事ですが、今から40年前では分からない事だったのかも知れません。
アトピー特有のポロポロと落ちる皮膚はダニの大好物です。
エアコンのフィルター掃除をしないでおけばホコリを部屋中に撒き散らしてしまいます。
すす払いや掃除機を掛ける事を怠れば部屋にアレルギー物質が蓄積されてしまいダニの死骸と合わせて空気中を飛び交います。
ご自身がアトピー性皮膚炎に悩んでいる方もお子様がアトピー性皮膚炎で心を痛めている方も一度徹底的に掃除して家をキレイにしてみてはどうでしょうか?
方法ややり方は当ブログでも順次公開していきます。
手間と時間を掛けられなければハウスクリーニングのプロに手を借りる事も考えてみて下さい。
皮膚炎から一人でも多くの方が開放される事を心から願っております。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。